現場で愛される製品を目指し、
ASANOは今年も進み続けます。
みなさま、新年あけましておめでとうございます。
昨年はASANOにとって、とてもエキサイティングな一年でした。
新製品を多数発表しただけでなく、初のデンマークでの展示会や、
5度目となるアメリカ・シアトルでの展示会へも赴き、
国内外の多くのお客様にお目にかかることができました。
ASANOは今年も開発のスピードを緩めることなく、
現場で愛される製品の創出に邁進してまいります。
ステンレス製品専門メーカー 浅野金属工業にどうぞご期待ください。
発売から20年以上を経た今も絶大な支持を集める ASANO のレガシー、
『オートシャックル』(右下)。連結と解放が必要なあらゆる場所で、長く活用さ
れてきました。その特長を引き継ぎつつ、さらに使いやすさを追求したのが、
この『オートシャックルIII型 Lサイズ』(上)です。
海外の展示会でも高い評価を受け、この春にはより幅広いニーズに対応すべく
小型のMサイズが発売予定です。その優れた機能の一端をご紹介しましょう。
■高い強度を誇るツメと本体軸
①本モデル用に設計された新仕様のツメ部は本体にしっかりと噛み合い、
衝撃などによる意図しない解放を防止します。
②本体軸はφ12仕様で、高い強度を保持しています。
■スプリングを交換できる新設計で、製品寿命をさらに延長
③これまでのモデルでは、本体はまったく問題ないのに、
ゲート解放用の内臓スプリングが経年などで劣化したために、
本体ごと交換しなければならないケースがありました。
「お買い上げいただいたものは、永くご愛用いただきたい」
ASANOは検討と改良を重ね、スプリング交換が可能な構造を実現しました。
トップのねじを六角レンチで取り外すことで、
スプリングを交換することが可能になったのです。
ASANOの「ものづくり」へのこだわりが活きた、新機能です。
■簡単操作でゲート解放
④ゲートの解放は本体の穴にスパイキなどを差し込むことで、
簡単に行なえます。作業効率の向上に大きく貢献します。
はじまりは5年前
2013年秋。夕闇迫るシアトルのフィッシャーマンズターミナルに、停泊する漁船をつぶさに
見て回るASANO社員がいました。日本の海では多くの方々にご愛用いただいているASANO
ですが、ここシアトルでは新人。この街で開催される世界最大級の海洋・漁業展示会、
Pacific Marine Expo(以下、PME)への初出展を翌日に控え、現地ではどのような製品が
使われているのか、最後のリサーチに回っていたのです。
5年を経ても、変わることのないASANOスタイル
それから5年。2017年もASANO社員はフィッシャーマンズターミナルを歩き回ります。
「去年と何か変わっていないか?」、「どこかに我々が改善できるポイントはないか?」
その愚直なまでの姿勢は、5年前と何ら変わっていません。ASANOが毎年この港に立ち、
PMEに継続して出展するのは、製品をご紹介したいから、というだけではありません。
日々荒海に立ち向かう漁師、そんな漁師に向き合う販売店の方々から、貴重な意見や直面
している問題をお伺いしたいのです。そうして集めた生の声をヒントにアイデアを出し、
新たな製品の開発につなげて行く。これまで、永年に渡って日本の津々浦々を回り、多様
なニーズに応える製品を生み出して来たASANOスタイルは、シアトルでも変わりません。
変わりつつある、ご来場者の「声」
「ステンレスが良いのはわかってるけど、高いからなぁ」、「俺たちが使うのはもっと
大きいサイズなんだよ」。5年前、初出展で寄せられた声は必ずしもいいものばかりでは
ありませんでした。以来、現地の販売店への訪問を重ね、ニーズに合わせた製品開発を
行い続け、少しずつ掴んできた感触。 そして、いよいよ臨んだ2017年のPME。ご来場者
の方から「これだよ、俺が欲しかったのは!」という声や、さらには「ここの形状は、
もう少しこうするといい」といった具体的な要望まで。製品に対する評価が明らかに好転
していることを実感します。「アメリカのディーラーはどこにあるんだ?ぜひASANOの
製品を使ってみたいんだ」と、嬉しい声も数多くいただきました。そんなご来場者の
「声」に後押しされるように、 ASANO製品を信頼し、取引を始めて頂ける販売店も少し
ずつ増えています。『皆様の声を受け止め続けたおかげで、また一歩、前に進めた』
市場の「声」の大切さを改めて認識し、シアトルを後にするASANOチームでした。
みなさま、こんにちは。昨年 4 月よりお手元にお届けしています「ASANO ニュースレター」
の第 4 号をお届けさせていただきました。お忙しい業務の中、ご休憩の折などに本レターを
ご覧いただけれ ば幸いです。 浅野金属工業がある新潟県は日本でも雪深い豪雪地帯のひとつ。
幸いなことに、ここ三条市では以前ほど雪が降らなくなってきていて、雪で困るというのは
年間 数回といったレベルです。ここにも地球温暖化の影響が出ているんでしようかね。
一方で、そうは言っても、やはり降るときは降るので会社周辺が雪で埋もれるというような
ことも稀にはあります。写真は約2年前の弊社玄関前のものです。雪国暮らしがまだ浅い私に
とって、こんな時の車での通勤は緊張の連続です。今年はあまり降らなければ良いのですが。
それではみなさま、今年も一年、お付き合いの程よろしくお願い致します。